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2016年1月13日水曜日

ながら歩き

 最近の街中では、スマートフォンを見ながら、あるいはイヤホンで音楽などを聴きながら歩く人々を見かけます。さらにはイヤホンをつけながら自転車に乗っているという人も。どれほどの音量で聴いているのか、後ろから車が近づいてもわからない、という事例もあるようです。

 自転車を運転するとき、イヤホンをつけていても違反になるわけではありませんか、周囲の音が聞こえないほどの音でイヤホンをつけていれば、安全運転義務違反となります。

 2015年12月28日の HealthDay News に、米国整形外科学会が行った「ながら歩き」の調査結果について掲載されました。全米の数千人のおよそ 40%が、ながら歩きをしている人が危険にさらされたことを目撃し、26%は自分自身が危険な目にあったと答えました。

 電話をしながら、メールを見ながらなど、何かをしながら歩く理由を 48%の人が「特に理由はない」、22%の人は「忙しいから時間を有効に使うため」と答えています。

 ながら歩きをする人を “digital deadwalker” と表現していますが、このような人々は階段から落ちたり、縁石でつまづいたりする歩行者が増え、擦り傷や打撲、骨折などのような怪我につながっていると警鐘を鳴らしています。

 大きな道路で、ながら歩きをしている人を見ると、車やほかの歩行者に気がつくのだろうかと心配になることもありますが、そのような歩き方は当然、事故や怪我につながる可能性は高くなります。

 あなたは大丈夫ですか?

2016年1月12日火曜日

急に寒くなりました

 東京は今朝、急に寒くなりました。といっても、平年並みの気温のようです。昨日まで暖かい日が続いたため、そんなふうに感じてしまうのでしょう。多摩地区は雪、あるいはみぞれが降ったところもあるようです。

 天気予報やニュースで「平年値」といいますが、これは 30年間の平均のこと。10年ごとに更新するようになっています。現在の平年値は、1981年から 2010年までの 30年の気象データが使われています。

 気温などは「平年より高い・平年並み・平年より低い」などと表現されますが、これは平年のデータとしている 30年間のそれぞれの年の値を高い順に並べて、観測された年のデータが上位 10番に該当すれば「平年より高い」、11〜20番目であれば「平年並み」、21〜30番であれば「平年より低い」としているとか。

 この冬は暖冬傾向にあるそうですが、暖冬になると空気中に水蒸気が多く含まれるために、寒気がやってくると水蒸気が凝結して雪となるため、大雪の降る日が見られると考えられます。暖かいと思って油断していたら大雪が降った、ということにもなりかねません。ただ、天気ばかりは人間がどんなに注意をしても、どうにもなりませんね…
 
 「入試日に大雪が降らないように」と祈るのは、受験生やその家族、そして大学関係者の共通の願いなのでしょう。

2016年1月10日日曜日

はたちの献血

 11日(月)は成人の日。かつては 15日でしたが、いわゆるハッピーマンデー法によって 1月の第 2月曜日が成人の日となりました。各自治体で行われる成人式の式典の近くに、献血車が止まり、「はたちの献血」キャンペーンが行われます。

 献血は 20歳を待たなくても、16歳以上の健康な人であれば可能です。ただし、16歳の男性と、16・17歳の女性は 200 ml の全血献血しかできません。

 献血には、すべての血液成分を提供する全血献血、血漿(あるいは血漿と血小板)を提供する成分献血とがあります。成分献血では、一度採取した血液を遠心分離機によって血漿成分と赤血球に分け、採血が終わってから赤血球を体に戻すものです。赤血球が戻されるため、献血による体調変化を小さく抑えることができると言われています。

 医学が発達している現在でも、人工的に血液をつくることはできません。とくに血小板は採決後 72時間以内に使用しなくてはならないなど、まだまだ多くの人々の善意による献血によって支えられる必要があります。

 あくまでもボランティア精神によって行われる献血ですが、献血に協力した人には血液の検査結果が送られてきます。自分の健康状態を確認することができる機会でもありますので、ぜひ多くの人に協力してもらいたいものです。

2015年12月23日水曜日

サンタがあなたの街にもやってくる!?

 24日はクリスマスイブ。よい子の家にはサンタクロースがやってきて、プレゼントを届けてくれることになっています。「サンタクロースは本当にいるのでしょうか」という問題はさておき、世界にはサンタクロースの動きをモニターしている国家組織があります。この状況はインターネットでも公開されています

2014年のダイジェストフィルムから。

 その組織とは、アメリカとカナダが共同で設立した、北アメリカ航空宇宙防衛司令部(North American Aerospace Defense Command:通称 NORAD【ノーラッド】)です。北アメリカ地域の航空宇宙の危険早期発見と警告や防衛を担当し、宇宙空間におけるスペースデブリ(宇宙ゴミ)の観測や探知、そしてミサイルや宇宙船などからの攻撃に対する警備などを行っている軍事組織です。

 なぜ、NORAD がこのようなことを行っているかというと、アメリカのデパートのシアーズ・ローバックが、かつて新聞広告に子ども向けのイベントとして、サンタクロースへの電話番号を掲載したのだとか。おそらくデパートの担当者などにかかるはずだったのでしょう。ところが、広告に掲載された電話番号が間違っており、その番号は NORAD の前身だった CONAD(中央防衛航空軍基地)司令長官のホットラインだったとか。そんなことを発端として、1955年からサンタクロースの行動を追跡し、報告するサービスを職員とその家族によるボランティアによって提供しているようです。

 NORAD がどのようなことを行っているか、という広報にはとても効果的なものの一つなのでしょう。最近では、インターネットサイトも日本語を含め8か国語で用意されており、まさに世界中に情報を発信しています。このような活動を通じて、多額の費用を必要とする組織への理解を深めてもらおうという意図なのでしょう。

 「サンタクロースへの夢」を追いかける純真な子どもの気持ちが、「大人の事情」に使われているような気がしないでもありませんが…

2015年12月15日火曜日

もう散ってしまいましたが…

 下の写真は、先週早い頃に撮影した法政大学多摩キャンパスの研究・実験棟近くで多くの人に写真を撮られていた、紅葉のようすです。人が写真を撮っていると、私も撮りたくなってしまうのは、なぜだろう… きれいですね。



 近くに住む人々も、大学構内を散歩します。春になって花々が咲く場所は、撮影スポットになっているようですが、秋の紅葉の季節も同様です。私が知っているところでは、図書館近くの林、経済学部棟裏の並木道、それに研究・実験棟近くの紅葉をみなさん楽しんでいるようです。

 そういえば、2週間ほど前、橋の上で遊ぶ小さな男の子を見ました。家族と一緒に大学を散歩しているようです。家族の人が呼んでも動きません。橋の上は車を上から眺めることができるので、楽しいのでしょう。一緒に眺めてみましたが、じっと見ていると結構高くて恐怖心も感じます。男の子は紅葉よりは橋の上のほうが楽しかったようです。

 残念ながら、数日前の雨で、色づいた葉はすっかり落ちてしまいました。また来年までのお楽しみ、ということになりますね。

2015年12月1日火曜日

Windows 10 の導入

 研究室にはいくつかパソコンが置いてあります。ほとんどが Apple製のパソコンですが、Windows PC も使っています。最近、Windows のシステムがバージョンアップし、Windows 10 がリリースされました。実は、Windows 10 を見たことがありません。果たして、導入する価値があるのか、ないのか?

 こういうことは、ふだんから使っている人に尋ねるのが一番。ということで、授業のアシスタント(TA)に来ていただいている東京工科大学の大学院生 K君に聞いてみたところ、今回のバージョンアップはインストールする価値があるとのこと。さっそく、インストールしてみることにしました。といっても、作業は勤務時間外に K君が行ってくれました。

 インストールには結構時間がかかります。データをバックアップして、新しいシステムファイルをダウンロードして、手順どおりにインストールして、という作業でおおよそ 4時間が経過し、新しいシステムになりました。デスクトップのみかけが、かつての Windows に戻ったような気がしましたが、快適に動きます。

 今回のバージョンアップでは、K君の説明によるとシステムにウィルス対策ソフトのはたらきが組み込まれている(Windows Defender)とか。これだけで完璧というものではないようですが、従来よりはやや安心して使うことができるでしょうか。まだ使い始めたばかりなので、どんな新機能があるのかはまだ十分に理解していませんが、ニュース表示機能など便利なものがありそうです。

 一方で、古いままのシステムを残しておかないと、動かなくなってしまうソフトウェアが出てくると困るので、すべてを新しいシステムには変えられません。いつまで古いソフトを使い続けるかはわかりませんが、とりあえずは過去のものも大切にしまっておくことにも、価値があるのです。

2015年11月25日水曜日

眠りかけの記憶

 つい先日、眠る前にスマホをいじっていました。「眠る前のスマホは、良質な睡眠の妨げです」などとブログに書きながらも、ついついいじってしまいます…

 スマホの画面からはブルーライトという、青い光が多く含まれていて、その光が脳を刺激することで覚醒させ、深い睡眠を妨げるとか。ぐっすり眠りたいのに眠れない、そんな事態を引き起こす可能性があるらしい。最近はブルーライトを低減させるフィルムが家電量販店の店頭にいろいろ並んでいます。

 朝、目覚めるとメールが届いていました。「Amazon.co.jp ご注文の確認」のメールです。Amazon で買い物をすると、こういうメールが届きます。あれ? と思っていた矢先、タイミングよく「Amazon.co.jp XXX の発送」(XXX には商品名が入っています)というメールも届きました。件名をよく確認しないまま、授業があるので大学へでかけました。

 昼休み、事務室に顔を出すとダンボール箱が。でも、やっぱり記憶にない… 箱を開けると、USBポートを使って充電するための製品が入っていました。確かに眠る前、「こんな製品があるんだ」と思った記憶はあり、「あったら便利かなぁ」と思ったことまでは確かですが、買ってしまったとは。幸いにして 4,000円程度の製品なので、そうそう実害はありませんが、これはまずい。記憶がはっきりしないまま、高価な商品などを買ってしまっては一大事。

 ということで、眠るときにはスマホは手の届かないところに置くことにしますが、まさか私がこんなことをするなんて、少々というか、かなり驚いてしまいました…

2015年11月17日火曜日

函館夜景

 今朝、学生から「函館に行ってきた」と聞きました。スポーツの競技大会が函館で行われたそうです。会場は函館アリーナだったとか。函館出身の私ですが、聞いたことがないなぁと思っていたら、以前の市民体育館だったことに気づきました。ここ数年をかけて改築工事をしていました。その函館アリーナは実家から歩いてすぐのところ。

 残念ながら、学生の所属するチームは初戦で負けてしまったそうですが、おかげで観光をそれなりに楽しめたとか。函館の観光スポットといえば、やはり函館山からの夜景でしょうか。

$ 1,000,000 の夜景-函館

 函館の夜景は「100万ドルの夜景」と称され、その美しさで知られています。函館山から見ると手前には元町地区の教会が並んでいるところや、数多くの坂道を眺めることができます。地方都市で問題となっている人口の減少は函館も同様で、かつては函館山の麓にはもっと多くの明かりが灯っていたようにも思います。「世界三大夜景」とは、香港、ナポリ(イタリア)、そして函館。いずれも海に面した都市です。陸地と海とのバランスが、景観の美しさを決める一つの要素なのかもしれません。

 夏には「漁火」と呼ばれるイカ釣り漁船の光が灯り、真イカが釣り上げられます。真イカとはスルメイカのこと。この時の漁火の明るさは、宇宙空間からもはっきり見え、地球上でもっとも明るく輝いている物体の一つだとか。この光にイカを集めるのです。

 最近は「1000万ドルの夜景」と銘打った観光都市もあるようですが、やはり函館の方がきれいだと思います…

2015年11月9日月曜日

駐車場の料金

 都心に出向くとき、駅近くまで自家用車で行き、駐車場に車を停めることがよくあります。このような駅周辺の駐車場は、需要と供給の関係からか、駅に近いほど料金が高くなっています。

 私がよく使う JR西八王子駅の近くには、最近 2カ所の駐車場が新設されました。「24時間定額制!」などとのぼりが立ち、料金も手頃です。車を停めてから料金の看板を見ると、すべてのエリアが安いわけではないことに気がつきました。

 停めにくい場所は安く、そうではないところはそれなりの金額になっています。「そういうこともあるのだろうなぁ」と思いつつ、都心へ出かけた帰り道、料金を支払う段階で不思議なことに気がつきました。のぼりには「24時間定額制!」とかいてあるのに、看板には「15時間 ◯◯◯円」と掲げられています。今日、車を停めていたのは 8時間ほどですから、そう目くじらを立てることもないのですが、場合によっては15時間を超えることもあります。

 こういう駐車場では、「定額制が繰り返されるのか」が問題になります。30分で100円だけれども、15時間までは1,000円となっているとき、24時間停めたらいくらなの? ということです。定額制が繰り返されれば 2,000円になりますが、1回限りになっていたら、15時間を超えた 9時間分は 1,800円となり、定額分と合わせて 2,800円となります。単価が高くなると、驚くような請求額となります。都心のような 15分で 400円というような高い駐車場だと、よくトラブルになるとか。

 あの駐車場はどちらが正しいのか、早くはっきりさせてくれないかなぁ…

2015年11月8日日曜日

今日は立冬

 今日は暦の上で冬が始まるという「立冬」。秋分と冬至の中間に位置します。このころ、木枯らしが吹き始めます。日本列島は細長いので、季節の変化も地域によって大きく違っています。昨日まで滞在していた旭川は、木の葉もすっかり落ち、もう初冬の景色でした。

 木枯らしとは、日本の太平洋側地域で晩秋から初冬の間に吹く風速 8メートル毎秒以上の北寄り(北から西北西)の風のことです。東京都心では、今年の木枯らしはすでに 10月 24日に観測されました。

 それでも暦の上での話ですので、まだまだ秋の風景を楽しむことができる地域もあります。「紅葉名所 2015」というホームページでは、今まさに見頃となっている、日本全国の紅葉の名所を検索できます。

 今年は紅葉を例年に比べて長く楽しめるとか。ぜひ、お近くの紅葉スポットで鮮やかな色付きをお楽しみください。

2015年11月7日土曜日

旭川にて(2)

 金曜日と土曜日、北海道旭川西高等学校で講演を行うために、旭川に出張していました。ちょうど天候も良く、この時期にしては暖かな日のようです。ただ、土曜日の朝はそれなりに冷え込みました。宿泊中のホテルは、旭川の官庁街に隣接していますが、土曜の朝は人通りも少なく、広い道路がなお広く見えます。



 講演を行った旭川西高校は、文部科学省スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている学校で、理科に関する先進的な教育を行っています。大学教員や研究機関の研究者が生徒にいろいろな話をする機会が設けられています。

 その旭川西高校からは、遠く大雪山を望むことができます。この大雪山は一つの山ではなく、(写真左から)愛別岳、北鎮岳、北海岳、白雲岳、旭岳などで形成される火山群です。これらの他に、この写真では見えませんが、黒岳、赤岳なども含まれます。


 旭岳は北海道の最高峰で、高さ 2,291 メートルの火山です。私も学生の時に地学巡検で登ったことがありますが、比較的なだらかで登りやすかったような記憶があります。本州では 3,000 メートル級の山でしか見られない高山植物が見られるということもあり、登山者に人気だそうです。しかし、天気の急変で気温が急激に変化し、装備をきちんとしていかなければならない山です。旭川市街から車で 30分ほどで、旭岳ロープウェイの山麓駅まで行けるとか。多くの登山客は、そこからロープウェイで 5合目まで登り、さらに山頂を目指すそうです。

 旭川市内に雪が積もるのはまだまだ先ですが、大雪山はもうすっかり冬支度、といったところでしょうか。

2015年11月5日木曜日

旭川にて

 ハロウィーンが終わればクリスマスと、どこかで聞いた記憶がありましたが、今年初めてのクリスマスツリーを見ました。隣りにはサンタクロースも。

旭川グランドホテルのロビー

 ここは北海道のほぼ中心部にある、旭川です。明日・明後日と仕事があり、訪れました。旭川へは東京から飛行機で 2時間弱。北海道では札幌に次ぐ人口の街です。ここ数年は毎年のように来ていますが、今日は暖かかったような気がします。

 旭川といえば、日本でもっとも標準語に近い言葉が話されている地域と聞いたことがあります。ここでいう標準語とは、いわゆるNHKで使われている表現やアクセントという意味です。日本には標準語を定める公的な機関は存在しないので、厳密な意味での標準語は存在しません。

 なぜ北海道の旭川がこのような言葉が話されているかは、私が小学校のときに学んだ記憶をたどれば、「旭川は歴史的にさまざまな地域からの人々が移り住んでつくられた街だった、そのような人々が出身地の方言を使うのではいろいろと不都合があるので、標準語を話すようになった」、とか。この説が正しいのかどうか、私自身が確かめてはいませんが、近いうちに調べてみることにします。

 学生たちは、私のアクセントがおかしい、としばしば指摘します。旭川で「コーヒー」という言葉をどういうアクセントで使っているか、明日確かめてみようと思います。

2015年11月2日月曜日

東京モーターショー

 11月 8日(日)まで、第44回東京モーターショー 20015 が東京ビッグサイト(東京・台場)で開催中です。先日の土曜日、天気も良かったので出かけてみました。特別に自動車に関心があるわけではないのですが、テレビのニュースでも大きく取り上げられるイベントですので、どんなものなのか見てみたいという気はありました。

 自動車メーカー各社が最新の技術や最新の乗り物を紹介するとあって、日本のメーカーではトヨタ、日産、ホンダなど、海外のメーカーでは BMW、ポルシェ、ジャガー、その他自動車に関連するタイヤやブレーキシステム、ナビゲーターなどを提供する企業も出展しています。各社は大型の液晶ディスプレイによる紹介やコンパニオンの人々による説明、それに BGM なども効果的に使いながら、自社の最新技術をアピールしています。とても見応えのある展示会です。

 会場の東京ビッグサイトへは何度か出かけたことはありますが、あれほどの人が会場にいるところを初めて見ました。とにかく人、人、人。人気のあるメーカーのコーナーは、展示されている乗り物を見るというよりは、人の後頭部を見ているようなもの。写真を撮ろうと思っても、その中に割って入るのはなかなか大変。

 そんな中でも、ポルシェのコーナーでは、なんとか写真を撮ることができました(自動車の後ろしか撮れませんでした。前方に回る前に疲れてしまった)。実際にレースに出たのだろうなぁ、と思われる自動車が展示されていました。やはりテレビのニュースや写真で見るのとは迫力があり、車に特に詳しいわけではない私でも、充実感を味わえました。



 展示されている国産車はドアがロックされておらず(もちろんエンジンはかかりませんが)、比較的自由に座席の座り心地を確かめることができます。一方で、海外メーカーの車はほとんどがしっかりロックされていて、運転席や室内を外から見るだけしかできません。それでも、ランドローバーや BMW など海外の超高級車が展示されていたりして、こういう車もあるんだな、と楽しい思いをすることができました。

 ああいう高い車はどんな人が乗るのだろうと、トヨタ・アクアに乗りながらときどき思い出します。

2015年9月16日水曜日

眠れない日々・・・

 最近、なんだか眠れません。夜、横になっても 2時間ほどで目が醒めて、そこから眠れなくなる、という感じです。「中途覚醒」という症状ですが、再び寝付くのは東の空がやや明るくなる頃。まったく寝ていないわけではないので、それほど体調を崩してはいません。

 ただ、何もせずに横になっていること自体が、不快です。目覚めているんだったら、起きて仕事をすればいいのに、とも思うのですが、そうしないことがさらに不快感を増します。困ったものです。

 原因はいろいろあるのでしょうが、ものの本によると、寝る前は「ぼー」っとしている方がいいとか。ところが、その「ぼー」っとした状態とはどんなことをするのか、想像できません。何かしていれば、「ぼー」っとしていることにはならないのか、と自問自答したりしているうちに、夜が更けていきます。

 昼間に眠くならないことだけが幸いですが、頑張って(?)「ぼー」っとしてみることにします。あと、深夜のパソコンやスマホは厳禁らしいのですが、物理の教科書を読めば、数分で眠れるかもしれない・・・!

2015年9月15日火曜日

サーバーを引っ越すタイミング

 このブログが引っ越すわけではありません。昨夜、私が理事を務めているサイエンス映像学会のホームページデザインを更新しました。今回は、サイトのアドレスも変更する大掛かりな更新です。

 このようなアドレスの変更を伴うホームページの更新の場合は、新しいサイトの周知期間を設けるのが普通です。インターネットの検索サイトである Google や Yohoo! に新しいサイトが登録されるまでに少々時間がかかります。そのため、一般的には古いサイトには「このホームページは http://xxx.xxx.xxx.xxx に移転しました」という記事を出し、そのまま数週間置いておきます。

 ところが今回、もとのアドレスを消去する手続きを進める際、「即日消去」で進めてしまいました。ネームアドレスの契約先企業からも、「受け付けました。本日中に消去されます」とのメールが届き、ふと気がついたことがありました。

 これでは、「サイエンス映像学会」として検索されたページにたどり着いても、サイトそのものがないので途方に暮れてしまう人がいるかもしれない、と思い始めました。新しいサイトも検索結果にリストされるでしょうが、しばらくの間は丁寧に案内するのに越したことはありません。

 タイミングを誤ってしまいましたが、数時間後、ネームアドレスの契約先企業からメールの内容に誤りがあり、「即日消去を選んでも、実際に消去されるのは月末」というメールが届きました。これで一安心。

 あまり見栄えの良くない、でも私の努力の結晶の「サイエンス映像学会」のホームページも、ぜひご覧ください。

2015年9月13日日曜日

無添加食品

 健康食品志向で、無添加の食品や有機栽培の野菜などが目を引くようになりました。スーパーではこれらの食品がかなりの売り場面積を占めています。石鹸や台所用洗剤にも、同様にさまざまな添加物が含まれています。

 「添加物は危険」という考え方が広まっているのは事実かと思います。そのため、無添加食品と示された商品が、比較的高い価格で販売され、ビジネスとして成立しているのでしょう。ふだん口にする食品や手に触れる洗剤などに、どれだけの添加物が含まれているかを気にして購入したことはありますか。そもそも、添加物にはどのようなものがあるのでしょうか。

 私のメールアドレスに届いた記事の中に、手洗い石鹸について書かれた記事がありましたので、紹介しましょう。このメールには、「トリクロサン」という物質について書かれていました。トリクロサンは、殺菌作用をうたっている石鹸に含まれている成分ですが、EU(欧州連合)の専門機関である欧州化学機関では「人の皮膚へ直接塗ることによる殺菌効果を目的とする衛生用品へのトリクロサンの使用を禁止」する決定がされました。

 トリクロサンは自然環境で分解されにくく、体内のホルモンをかく乱する環境ホルモン作用が指摘されている物質の一つです。現在、米国ではトリクロサンの影響について再評価が行なわれている最中だとか。

 このような添加物が使われている石鹸や洗剤は、日本にはたくさんありますし、消費者が求めていることも事実です。このような添加物の入った製品を使うか、使わないかは、消費者次第ということでしょうか。「添加物はいらない」という運動はインターネットで検索するといくらでも見つかりますが、市場経済の中で無添加のものを選ぶということはかなり難しいともいえるほど、添加物はさまざまなものに含まれています。どんな添加物が入っているか、今度買い物をするときにラベルを見てみることにします。

2015年9月12日土曜日

私たちの生活とインターネット

 日本では 5年ごとに国勢調査が行われます。日本の人口や世帯構成、職業などを調査し、政策や研究に活用されるとのこと。今年はこれまでの国勢調査を行ってきた紙による調査方法に加え、インターネットによる回答も受け付けるとのこと。インターネットの活用が広く浸透し、国勢調査もネットに対応したということでしょうか。

 今後も私たちの暮らしは、インターネットと関わりがより強くなりそうです。今後、消費税率が 10%になったとき、酒類を除く飲食料品(外食を含む)には 2%分を国民に払い戻すことが検討されています。このときは、すでに国会で審議された「マイナンバー」を使って、支払った税額と個人とを結びつけます。払い戻しとなる税額はポイント制になっていて、このポイントを払い戻すためにはインターネットにアクセスして、手続きをしなければならないとか。

 もちろん、誰もが考えるように、日本のすべての人がインターネットを使う環境にいるわけではありません。また、インターネットを使うことはできても、その使い方は人それぞれで違っています。消費税の払い戻しの場合には、郵便局など公的な窓口で手続きができるようにすることも検討されているようです。

 インターネットは便利ですが、そのためにはインターネットにはどのような脅威があるかを、使う人々が正しく理解する必要があります。私を含めて、果たしてインターネットの問題点をどれだけ理解しているでしょうか。

 消費税の払い戻し、実は大きな問題があるそうです。このような払い戻しの方法を実現するためには、マイナンバーカードを国民が持っていなければならないのですが、そのカードの発行予算額は、全国民に発行するにはとうてい及ばない、とか…

2015年9月11日金曜日

理科の授業で映像を活用するには

 先日、日本教育新聞社が刊行している「週刊教育資料」から、科学教育に映像を生かすために、どのような取り組みが必要であるか、というインタビューを受けました。いろいろな記事を書くために私がインタビューをしたり、大学などでジャーナリスト養成のために「インタビューの仕方」を指導したことはあっても、自分がプロのジャーナリストから取材を受けたことはありません。受ける側になってみてわかりましたが、考えていることを的確に話すというのは結構難しいものです。

 さて、そのインタビューは「潮流」というコーナーで 2週間に分けて紹介されますが、その第1回目が 9月7日号に掲載されました。科学映像を小・中・高校で活用するには、教師側にそれなりの工夫が必要です。最近のテレビ映像は、さまざまな情報が盛り込まれています。視聴者を退屈させないように、目を引く撮影技法が行われていたり、面白いストーリー構成になっていたりしますが、子どもたちはそちらの方に気をとられて、肝心の伝えたい内容が届けられないことがあります。

 教育に活用される映像がシンプルであれば、より使いやすいものになるでしょうが、なかなかそうはいきません。このような状況では、映像の中の伝えたい内容を教師が適切にピックアップすることのほか、映像を見せたあとに教師からきちんとしたフォローアップも必要な場合があります。「見せっぱなし」ではいけない、ということです。

 教育の広い分野で映像が活用されるのは、きっとこれからです。教師による積極的な授業研究の積み重ねによって、より使いやすい映像がつくられていくことになるのでしょう。
 

2015年9月9日水曜日

エスカレーター

 ここは大阪、関西圏。駅に着いて何気なくエスカレーターに乗りましたが、立ち止まるのは右側。うっかり左側に立つところでした。エスカレーターでは、東京などでは「立つ人は左、歩く人は右」という暗黙の(?)ルールがあります。一方、関西では逆。

 しかし、東京駅など首都圏の鉄道駅では、「エスカレーターでは立ち止まりましょう」というキャンペーンを行っています。日本全国で行っているのかもしれません。

© Japan Elevator Association

 いつから片側を空けて使われるようになったのか、よくわかりませんが、エスカレーターの安全基準はもともと人が立ち止まって使うことを前提としてつくられていると、日本エレベーター協会のホームページに示されています。

 JR東京駅の中央線快速電車の 1・2番線ホームは 3階にありますが、1階と直接結ばれているエスカレーターは、かなりの長さがあります。しかし、こんなキャンペーンを行っていても、エスカレーターの右側を勢いよく下りていく人が後を絶ちません。中央線は利用者の数も多いですから、だれか一人がつまずいたら、将棋倒しになって大事故になるのではないかといつも気になってしまいます。

 急ぐ人の気持ちもわからないでもありませんが、そんなに急いでも、結果はそう変わらないと思います…

2015年9月3日木曜日

SFに描かれた2015年

 みなさんは、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」という映画をご覧になったことはあるでしょうか。マイケル・J・フォックス主演のSF映画です。この映画は 3部作になっていて、Part II ではタイムマシンで未来に出かけるストーリーになっています。この Part II は 1989年に公開されたものですが、その未来とは今年、2015年のこと。

 この映画のシーンには、LD がゴミとして積み上げられているシーンがあるとか。そんな記事をかつて読んだことがありましたが、LD をご存知ですか。Laser Disc のことですが、1970年代からすでに製品化されていたようです。映画など長時間にわたる動画を収録でき、再生画質もよいことから、1990年代まで普及したようです。残念ながら私は LD を持っていないどころか、実物を見たこともありません。

 実はこの LD、バック・トゥ・ザ・フューチャーに描かれた 2015年を待つまでもなく、2007年にすでに生産が停止されているとか。一時、LD は半永久的に保存可能と言われたこともありましたが、実際は 30年から 50年程度しかもたないそうです。これは、LD にデータを記録するために、アクリル樹脂にアルミニウムを蒸着させているのですが、このアクリル樹脂が水蒸気を通してしまうためにアルミニウム面が劣化することが原因です。

 2015年の現在、さまざまなデータ記録の媒体が開発されていますが、「確実にデータが消えない」記録方法の研究は、今も続けられているそうです。