2015年11月7日土曜日

旭川にて(2)

 金曜日と土曜日、北海道旭川西高等学校で講演を行うために、旭川に出張していました。ちょうど天候も良く、この時期にしては暖かな日のようです。ただ、土曜日の朝はそれなりに冷え込みました。宿泊中のホテルは、旭川の官庁街に隣接していますが、土曜の朝は人通りも少なく、広い道路がなお広く見えます。



 講演を行った旭川西高校は、文部科学省スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている学校で、理科に関する先進的な教育を行っています。大学教員や研究機関の研究者が生徒にいろいろな話をする機会が設けられています。

 その旭川西高校からは、遠く大雪山を望むことができます。この大雪山は一つの山ではなく、(写真左から)愛別岳、北鎮岳、北海岳、白雲岳、旭岳などで形成される火山群です。これらの他に、この写真では見えませんが、黒岳、赤岳なども含まれます。


 旭岳は北海道の最高峰で、高さ 2,291 メートルの火山です。私も学生の時に地学巡検で登ったことがありますが、比較的なだらかで登りやすかったような記憶があります。本州では 3,000 メートル級の山でしか見られない高山植物が見られるということもあり、登山者に人気だそうです。しかし、天気の急変で気温が急激に変化し、装備をきちんとしていかなければならない山です。旭川市街から車で 30分ほどで、旭岳ロープウェイの山麓駅まで行けるとか。多くの登山客は、そこからロープウェイで 5合目まで登り、さらに山頂を目指すそうです。

 旭川市内に雪が積もるのはまだまだ先ですが、大雪山はもうすっかり冬支度、といったところでしょうか。

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