2016年1月10日日曜日

はたちの献血

 11日(月)は成人の日。かつては 15日でしたが、いわゆるハッピーマンデー法によって 1月の第 2月曜日が成人の日となりました。各自治体で行われる成人式の式典の近くに、献血車が止まり、「はたちの献血」キャンペーンが行われます。

 献血は 20歳を待たなくても、16歳以上の健康な人であれば可能です。ただし、16歳の男性と、16・17歳の女性は 200 ml の全血献血しかできません。

 献血には、すべての血液成分を提供する全血献血、血漿(あるいは血漿と血小板)を提供する成分献血とがあります。成分献血では、一度採取した血液を遠心分離機によって血漿成分と赤血球に分け、採血が終わってから赤血球を体に戻すものです。赤血球が戻されるため、献血による体調変化を小さく抑えることができると言われています。

 医学が発達している現在でも、人工的に血液をつくることはできません。とくに血小板は採決後 72時間以内に使用しなくてはならないなど、まだまだ多くの人々の善意による献血によって支えられる必要があります。

 あくまでもボランティア精神によって行われる献血ですが、献血に協力した人には血液の検査結果が送られてきます。自分の健康状態を確認することができる機会でもありますので、ぜひ多くの人に協力してもらいたいものです。

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