2018年7月8日日曜日

どんな種類の鳥の卵も、食べられるの?

前回の話題に引き続き、いただいた質問にお答えしていきます。今回の質問は、「にわとり以外の鳥の卵でも食べられるのでしょうか」というものです。もしかすると、ご家族の健康維持のために、毎日の献立に取り入れる卵料理を考えているときに、ふと生じた疑問かもしれません。

現在、私たちが日常的に利用している「鳥の卵」は、よく知られているとおり、ニワトリの卵ですが、鳥には野鳥も含めて、多くの種類があり、それらも当然、卵を産みます。卵は非常に栄養価が高いため、自然界では多くの生き物が野鳥の卵をえさとして狙っています。

大昔、私たち人間がまさに自然界の中で生きていたときには、おそらくほかの動物と同じように、さまざまな鳥の卵を食べていたのではないか、と一般に推測できると思います。現代社会でも、ニワトリ以外の卵を実際に食べる例があります。たとえば、比較的小さい大きさである、アヒルやガチョウの卵はヨーロッパで食用とされていますし、日本でもウズラの卵は一般的です。世界最大の鳥といわれるダチョウも、その卵が食べられています。

しかし、多くの国では野生の鳥やその卵を捕獲することは、法律などで禁止されています。日本も「鳥獣保護法」によって、許可なく鳥やその卵を捕獲することは禁止されています。

法律で禁じられているというだけでなく、野生の鳥の卵を、店頭で売られているニワトリの卵と同様に扱うことは衛生的にも望ましくありません。野生の鳥の卵の外側には、食中毒を引き起こす可能性のあるサルモネラ菌などが付着していることがあるためです。

店頭に並んでいるニワトリの卵は、養鶏場で卵が集められた後、消毒・洗浄・乾燥され、パックに詰められて出荷されます。この手順が示された有限会社サカイフーズのホームページがありますので、ぜひご覧ください。

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