講習では、変更となった道路交通関係の法規についての説明や、最近の交通事故の状況について説明され、運転者の注意喚起を呼びかけます。
その中で、交通事故死者数の推移について説明がありました。近年、交通事故死者数は減少傾向にあり、直近の5年間では
2013年 4, 388人となっています(警察庁「道路の交通に関する統計」2018年1月発表)。
2014年 4, 113人
2015年 4, 117人
2016年 3, 906人
2017年 3, 694人
ここで発表されている「交通事故死者数」の定義は、交通事故によって亡くなったすべての人が計上されているわけではありません。この統計では、交通事故発生から24時間以内に亡くなった方の人数です。
交通事故発生後、24時間を超えてから亡くなってしまう場合もあります。現状を把握するため、「30日以内死者」についても統計が発表されています。最新の統計(警察庁「平成28年における30日以内交通事故死者の状況」2017年5月発表)は2016年のデータのようですので、2013年から2016年までを示してみると、
2013年 5, 165人となっており、確かに減少傾向にはありますが、事故発生後24時間以内の死者より15〜20パーセントほど多い数値になります。 報道で発表される「交通事故死者数」は、24時間以内の死者数が発表されますが、その数に含まれないままに亡くなってしまう方も相当数で存在する、ということです。
2014年 4, 838人
2015年 4, 885人
2016年 4, 698人
慎重に運転していれば、より注意していれば、防ぐことのできた交通事故が多数あるという講習内容でしたが、悲惨な交通事故の当事者にならないように気をつけたいものです。
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