2018年5月7日月曜日

運転免許更新の講習

今日、自動車運転免許の更新に行ってきました。免許制度では、この免許更新のタイミングで「更新時受講」を受けなければ、運転免許は更新できないことになっています。一般的には、更新の申請書を提出し、視力検査などの適性検査を行い、そのまま講習を受けるという流れになっています。

講習では、変更となった道路交通関係の法規についての説明や、最近の交通事故の状況について説明され、運転者の注意喚起を呼びかけます。

その中で、交通事故死者数の推移について説明がありました。近年、交通事故死者数は減少傾向にあり、直近の5年間では
2013年  4, 388人
2014年  4, 113人
2015年  4, 117人
2016年  3, 906人
2017年  3, 694人
となっています(警察庁「道路の交通に関する統計」2018年1月発表)。

ここで発表されている「交通事故死者数」の定義は、交通事故によって亡くなったすべての人が計上されているわけではありません。この統計では、交通事故発生から24時間以内に亡くなった方の人数です。

交通事故発生後、24時間を超えてから亡くなってしまう場合もあります。現状を把握するため、「30日以内死者」についても統計が発表されています。最新の統計(警察庁「平成28年における30日以内交通事故死者の状況」2017年5月発表)は2016年のデータのようですので、2013年から2016年までを示してみると、
2013年  5, 165人
2014年  4, 838人
2015年  4, 885人
2016年  4, 698人
となっており、確かに減少傾向にはありますが、事故発生後24時間以内の死者より15〜20パーセントほど多い数値になります。 報道で発表される「交通事故死者数」は、24時間以内の死者数が発表されますが、その数に含まれないままに亡くなってしまう方も相当数で存在する、ということです。

慎重に運転していれば、より注意していれば、防ぐことのできた交通事故が多数あるという講習内容でしたが、悲惨な交通事故の当事者にならないように気をつけたいものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿