2018年5月14日月曜日

海外にお金を送る

みなさんは海外にお金を送ったことはありますでしょうか。最近はインターネットで海外から商品を購入することもできるようになりましたので、いくつかの手段を経験した方もおられるでしょうか。

最近の気軽な方法といえば、PayPal でしょうか。これは、インターネット上に口座をつくり、これらの口座間で資金をやりとりする方法です。日本の利用者の場合、自分の PayPal の口座には銀行振込などではなく、クレジットカードから口座に入金しなければなりません。クレジットカードを持っていない人は利用できないという欠点はありますが、手数料が安いということもあり、広く使われているようです。ただ、かつてクレジットカードの番号を不正に入手し、PayPal を利用して現金化したという犯罪に使われたこともありました。最近はセキュリティーも厳しくなり、そのようなことに利用されないような工夫もされているようです。

ほかの方法としては、銀行口座にあてて送金するものがあります。こちらは各国の銀行が行うものですので、安心感をもって利用できます。ただ、海外の銀行口座を特定するために使われる方法(SWIFTコードやBICコード)があり、なかなか理解しにくい上に、日本では使われていない指定コード(IBANコード【欧州で使われる】やABAコード【米国で使われる】)などが海外振込依頼書に書かれており、銀行の担当者に聞かなければわかりにくいという問題があります。また、送金手数料が非常に高い(円貨口座から送金する場合、最低でもおよそ5,000円程度の手数料になる場合も)ことも事実です。

あるいは、為替証書や小切手で送付する、という方法もあります。銀行送金に比べて手数料も安いという利点があり、万一途中で紛失されてしまっても、取消手続きを行うこともできます。相手に届くまでに時間がかかるという欠点もあるのですが。

私に関係するところでは、国際学会に出席する場合の参加費など、ほとんどの場合がクレジットカードでの決済です。銀行振込の方法は立替払いができないときなど、特別な事情でなければ使われなくなっています。海外にお金を「送る」ということ自体が、クレジットカードの普及でかつてよりも格段に少なっているかもしれませんね。

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