2018年4月5日木曜日

広がる知識

数日前のブログで、可憐な紫色の花を取り上げました。その植物の名前を知らない私に、その花は「スミレ」だと教えてくださった「つんちゃん」さん、ありがとうございました! これがスミレなのですね。スミレって、もっと背の高い植物だと思っておりました…   なんの植物と勘違いしているのでしょうね。

今日の昼過ぎ、外勤のために都心の市ヶ谷を歩いているとき、足元を注意深く見ると街路樹の茂みにもスミレが咲いていました。今までまったく気がつきませんでした。名前を教えてもらうと、なんだかとても得をしたような気がします。おかげでスミレがいろいろなところで見かけられることを知りました。

こうやって知識を増やしていくのだな、と今さらながらに感じます。ちょうど午前中に、法政大学に留学してきた新入生のオリエンテーションで、学生たちにそのようなことを話したばかりでした。そこではこんなことを話しました。
みなさんは出身国から日本にやってきて、文化や環境などが違うところが多く目につくかもしれない。それでも、みなさんの国と日本には、同じことがきっとあるはず。私のように日本にいる人々には、外国と比べて日本がどういう国なのか、それほど実感することはないけれども、みなさんから教えてもらえば、私たちも新しく日本を知ることができるし、みなさんの国のことを知ることにもなる。ぜひ、多くの人といろいろな話をしてください。
多くの留学生が頷きながら聞いてくれていましたが、留学生の日本語のレベルはおそらくまちまちなのだと思います。途中で単語を言い換えたり、身振り手振りで話したりと、これまた先日のブログに書いたように、懸命に伝えようと頑張りました…   あまりに頑張ったので、留学生のみなさんも一生懸命頷いてくれたのかもしれません。

これまでも、物理学を受講している留学生が質問のために私の研究室を訪ねてくれます。そのとき、私は単純な興味・関心から、留学生の出身国のいろいろな話を聞いてみるのですが、とても熱心に説明してくれます。「そういう風習があるんだ」とか、「ああ、そういう意味だったのか」など、いろいろと知ることができて、とても楽しいひとときです。今年もそんな時間があることを願っています。

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