2018年4月4日水曜日

とってもつらい花粉症

このごろ、鼻水が止まりません。なんらかのアレルギー反応によるものらしいのですが、とにかくつらい。つい 1ヶ月前ほどは、目が痒くてたまりませんでしたが、これは治まったものの、ティッシュペーパーを手放せない生活が続きます。

耳鼻科で処方される薬を飲んで症状を抑えますが、今はさまざまな種類の処方薬があり、自分にあったものを使うことが大切だとか。私は少し強い薬を飲むと、眠くて眠くて大変です。「花粉症の薬を使うと眠くなる」とよく聞きますが、これは実は正しい表現ではないのだとか。

アレルギー症状を引き起こすのは、ヒスタミンという化学物質です。花粉症の症状を和らげるためには、簡単に言うとヒスタミンが細胞と結びつくことを妨げて、症状が起こらないようにすればいいわけです。このようなはたらきをする薬が、抗ヒスタミン薬です。速やかに、しかも的確に作用することから、よく使われています。

鼻水やくしゃみの原因となるヒスタミンは、一見すると私たちにとっては悪者のように思えてしまいますが、実は「脳を活性化させる」という重要な役割があるのです。つまり、アレルギー症状を抑えるために抗ヒスタミン薬を飲むと、血液に溶け込んだ抗ヒスタミン薬が脳にたどり着き、脳を十分に活性化させることができなくなってしまうと考えられています。脳の活性が低下すると、的確な判断ができなくなったり、思考力が低下するといった状態になります。この状態を私たちは「なんだか眠気がする」と表現するのですね。

もちろん、眠くなりにくいという新しい薬も開発されていますし、眠気を誘う薬であっても、寝る前に飲めばそれほど問題にはなりません。自分がもっともつらいと感じている症状と、生活のパターンなどを的確に医師に伝えることが、自分にあった薬を探すことのできる近道かもしれません。

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