2018年4月26日木曜日

バナナの追熟

先日、スーパーマーケットで「青い」(熟していないような)バナナを見かけました。最近のバナナは甘い食感を消費者が好んでいるということなのか、かなり熟しているものが店頭に並べられていることが多いようで、青いバナナはずいぶん久しぶりに見たような気がします。私が学生だった頃は、バナナは青いものがかなりあったように思ったのですが…   私はそれほど甘くないバナナが好みなのですが。

日本バナナ輸入組合の発表によると、日本の2016年のバナナ輸入量はおよそ96万トンで、どのような国々から輸入されているのかというと、

  1. フィリピン(78.5%)
  2. エクアドル(16.5%)
  3. グァテマラ(1.8%)

が上位3カ国となっています。

バナナは熟した状態で輸入されるのではなく、現地では熟す前の状態で収穫されます。熟した状態では傷みやすいことと、害虫がつくことを防ぐためたとか。日本に輸入された後、検疫を受けたら、まだ熟していないバナナを追熟するための施設に運ばれます。この施設では温度管理された「室(むろ)」と呼ばれる部屋で、エチレンガスや二酸化炭素、湿度をコントロールしながら保管されます。エチレンガスは果実の呼吸を盛んにし、果実を柔らかくしたり、糖分を高めたりするはたらきをするものです。

八王子には「バナナ熟成センター」と看板を掲げた施設があり、どういうことをしているのか疑問だったのですが、こういうことをしていたのですね。それほど追熟の進んでいないバナナをもう少し見かけることができるようになると、嬉しいのですが。

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