2018年4月18日水曜日

科学オタクな中高生を探しています!

 メンター(mentor)、メンティー(mentee)という言葉があります。mentor がいる人を mentee と呼びます。mentor とは「指導者」という意味です。そしてmentee とは「(特定の指導者による)指導を受けている人」です。

 日本ではあまり馴染みのない言葉ですが、海外ではかなり一般的な言葉だとか。海外の中高生がより進んだ教育を受けたいとき、大学教員から直接指導を受け、自らの能力を高めるという制度があるそうです。

 科学が好きで、学校の科学部などで活動している中高校生が、より専門的な指導を受けたいと思っても、現在の制度ではなかなかそういう機会に恵まれません。そこで、日本科学協会は「サイエンスメンター制度」を行っています。キャッチフレーズは「科学オタクな高校生、探しています」。

 この制度は、メンティーとなる高校生と、メンターとなる大学教員を結びつけるものです。中高校生が進めたいと考えている研究分野の専門家を、自分で探すことは大変です。そこで、日本科学協会のメンバーが、さまざまなネットワークを通じて適切な大学教員を探し出し、その人に指導してもらえるように段取りをつけましょう、というわけです。

 指導を受けるといっても、大学教員がいつもその場にいるわけではないので、電子メールでのやりとりが必要になります。夏休みやそのほか都合を合わせて、高校生に大学に出向いてもらい、大学の実験室などで研究を進めることもあります。

 今年度の募集はこちらのページに公開されています。「我こそ科学オタク」という高校生のみなさん、ぜひどうぞ。

0 件のコメント:

コメントを投稿