2018年4月2日月曜日

話を伝える技術?

TBSラジオ『荒川強啓デイ・キャッチ!』の番組から電話でインタビューを受けました。ニュースで話題になっていた、中国が打ち上げた天宮1号の落下について、この人工衛星の目的や最近の宇宙開発についてのものでした。放送では、私の答えた内容を時事ネタ芸人のプチ鹿島さんが要領よくまとめて話してくださいました。内容にご関心のある方は、こちらのサイトで 4月9日まで聞くことができるそうですので、ぜひお聞きください。

さて、Aさんが Bさんの話を聞いて、Aさんが聞いた話を要領よくまとめて話すことは、とても難しいものです。うまくいかない場合、(1) Aさんに問題があった、(2) Bさんに問題があった、というどちらか、あるいは両方ということになります。

大学の授業などをしていると「どうしてそんなふうに理解しちゃうかな・・・?」ということがあったりしますが、多くの学生が誤解している場合はおそらく私の伝え方がうまくなかった、ということになります。誤解した学生が少なければ、聞き手が十分に理解できなかった、などという原因がありそうです。そこで、そういう誤解ができるだけ少なくなるように、さまざまな工夫を凝らすわけです。

たとえば、講義のときには資料を用意するとか、身振り手振りを交えて話すとか、スクリーンを見やすくつくるなどの方法があります。しかし、ラジオという音声のみを伝える手段ではそうもいかず、できるだけゆっくりと滑舌良く話すぐらいしかできません。

今日のプチ鹿島さんの場合は、ご本人が知りたいことを明確にして、具体的な質問をして答えやすい場をつくる、という工夫もありました。ラジオの番組制作の極意かもしれませんね。


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