2018年4月11日水曜日

ハイブリッド花粉

今年の春は、花粉症の悩みからなかなか解放されないようです。明日以降、黄砂が日本に到達することが予想されています。気象庁が提供している、こちらのページでは黄砂の分布の予想が示されています。

花粉と黄砂が同時に存在する環境では、アレルギー症状が悪化する可能性が指摘されています。「ハイブリッド花粉」と名付けられたこの状況では、これまで花粉症の症状を示していない人でも、発症するリスクが高まるという研究者の指摘があります。

花粉などが原因となるアレルギー症状かどうかを確認するために、病院では「アレルゲン検査」が行われます。代表的なアレルゲンには、スギやヒノキの花粉、ハウスダスト、カビなどがあり、これらはいずれもタンパク質。黄砂そのものはタンパク質ではないので、アレルギー症状を引き起こすアレルゲンにはなりません。

黄砂がアレルギー症状を引き起こすというのではなく、起こっているアレルギー症状を悪化させるのだと考えられています。また、黄砂に付着したカビや細菌がアレルゲンとなって、アレルギー症状を引き起こすことも指摘されています。

まだまだ続きそうな花粉シーズン。日本各地の花粉飛散量を集約しているサイトがあります。「環境省花粉観測システム」、愛称「はなこさん」です。いったいどのくらいの量の花粉が飛んでいるのか、関心のある方はぜひ、ご確認ください。見ているだけでくしゃみが出ても、私には責任を負うことはできませんが…

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