2017年8月4日金曜日

子どもの頃の記憶

先日の「夏休み子ども科学電話相談」で、子どもの頃の科学との出会いについての話題が取り上げられました。自分自身にどんなことがあったかと振り返ってみると、毎月、幼稚園で配付された科学の絵本のようなものを楽しみにしていた、という記憶があります。よく弟と先を争って読んでいた気がします。弟とは 3歳違いで、弟が幼稚園に通っていたときも配付を受けていたはずなので、私たち兄弟は比較的長く読んでいたのでしょう。

その本はなんという本だったのか、残念ながら手元にないので調べようもありません。毎回の番組を聞き逃し放送で聴いているという熱心なリスナーでもある同僚は、「あの本は『かがくのとも』ですよね」と言われ、インターネットで検索すると、その書籍を確認できました。福音館書店から今も出版されているのですね。『かがくのとも』のホームページにはバックナンバーの表紙が示されていて、確かにそのなかに記憶にあるものもありました。蟻が表紙に大きく描かれているものです。

しかし、なにぶん子どもの頃の記憶。本当に確かかどうかは確信できません。ただ、その同僚は「『かがくのとも』と『こどものとも』がありましたよねぇ」と話します。この時点で、私はきっと『かがくのとも』ではないかと強く思うようになりました。というのは、毎月 2種類の本が幼稚園で配付されるのですが、科学に関係した本でないものにはまったく興味がなかったことを鮮明に覚えているのです。『こどものとも』もきちんと読んでいたら、もっと情操豊かな人間になっていたかもしれません…

子ども向けの科学絵本には、『しぜん』(フレーベル館)もあります。小さい頃の記憶であっても、そのときのことをおぼろげであっても長く覚えているものなのですね。

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