2017年8月3日木曜日

水はどうして冷たいの?

「夏休み子ども科学電話相談」で本日放送された、5歳の女の子からの「水はどうして冷たいの?」という質問がありました。「科学」の質問ということで、私がお答えしましたが、みなさんならどうお答えになりますか。

放送が終わると、いつもいろいろ考えます。「あの答えで満足してくれたかな」とか、「質問の答えとしてはちょっとずれたかな」など、毎回考えることはさまざまです。放送中に完璧にこなすことができればいいのですが、後悔先に立たずとはまさにこのことでしょうか。

「水はどうして冷たいの?」という質問には、いろいろな内容が含まれているのではないかと考えました。私が思いつく言葉を追加すると、
  1. 水はどうして(水道管から出てきたときは)冷たいの?
  2. 水はどうして冷たい(時間が長い)の?
  3. 水はどうして(触ると)冷たいの?
のどれを聞きたいのかな、と放送中に考えました。でも、相手は 5歳、きっとふだんの生活の中で感じたことを質問しているのだろうと、1. の内容について回答しました。蛇口をひねると冷たい水道水が出てくるという、当たり前のように思える質問ですが当たり前のことをなぜだろうと考えることは科学の基本です。

「ドライアイスはどうやって作られるの?」や「水は透明なのに(やかんの口から出てくる)水蒸気はなぜ白いの?」、そして「扇風機からどうして風が出てくるの?」、さらには「麺はどうしてのびるの?」まで科学で説明できることであれば、すべて科学の担当である私がお答えします。ということで、私は質問してくれるみなさん以上に、「どうして」「なぜ」という心を持ち続けなければならないのですね。

「わかりにくい」と言われないように、今日も想定問題を解き続けるのでした・・・

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