2016年5月30日月曜日

熱中症を防ぐために

 これからの時期、気温が高くなってくると熱中症にかかってしまう人が増えてきます。湿度の高い室内で、うまく温度調節ができずに熱中症になってしまうことも。暑い中ではちょっと歩いたりした後でも、水分を適切に補充しなければいけません。

 では、暑い日に熱中症の予防のため、水を飲むだけで十分なのでしょうか。暑いとき、人間は大量の汗で水分を失っていきます。汗をかきはじめのとき、汗にはマグネシウムイオン・カルシウムイオン・カリウムイオン・ナトリウムイオンなど、いわゆるミネラル成分が含まれています。

 汗をかき続けると、水分と同時にこれらのミネラル成分も失われていきます。このときに真水を飲むと、体の中のミネラル成分が薄まってしまいます。私たちの体にはミネラル成分を含む体液が薄まってしまわないような工夫があります。それは、「のどの渇きを止める」というものです。結局、真水だけを飲んでいる状況では、失われた水分を補給する前に、のどの渇きが止まってしまうため、水分の補給ができなくなってしまいます。

 では、どうしたらよいかというと、ミネラル成分を含んだ飲料を補給することです。いわゆる「スポーツ飲料」とか「ミネラル飲料」と呼ばれるものです。これらの飲料はミネラルも同時に補給できるため、のどの渇きを止めることなく、必要な水分量を補給できます。これからの季節、適切な水分とミネラルを補給することで健康的な生活を送ることができるといいですね。

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