今日、12月 22日は冬至。一年のうちでもっとも夜が長く、昼が短い日です。東京では昼の時間は 9時間 45分になるとか。冬至は太陽が真南を通過する高度がもっとも低くなる日で、日差しが室内のもっとも奥の方まで届きます。明日からは少しずつ、南中時の太陽高度が高くなっていきます。
冬至には、かぼちゃを食べる風習があります。なぜ、かぼちゃなのでしょう。中国や日本では、冬至は太陽の力がもっとも弱いときであり、冬至から夏至に向けて、この弱った太陽の力が回復していくと考えられてきました。このとき、運気の上昇する食べ物によって、人々にも運気が上昇するようにと願ったものです。この食べ物とは、名前の最後に「ん」がつくものが選ばれました。「運盛り」ということのようです。れんこん、うどん、きんかん…などがそうです。
「かぼちゃ」には「ん」はつきません。でも、「運盛り」の食べ物です。かぼちゃを漢字で書くと南京、「なんきん」と呼ばれていました。これが「かぼちゃ」となったのは、この野菜がカンボジアを由来してきたためといわれています。カンボジアが訛って「かぼちゃ」となったとか。
栄養学的にはビタミンAやカロテンを豊富に含み、風邪予防にも効果的だといいます。このような食材をバランスよく摂りながら、年末年始を元気に乗り切りたいものです。
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