今日は七夕。関東地方は厚い雲がかかり、星空を眺めることはできませんでしたが、北海道・東北地方はきれいな星空を楽しめたとか。
七夕の物語はご存知ですね。織姫と夏彦の話です。この二人はたいへん働き者でしたが、夫婦になったとたんに働くことを忘れ、ただただ楽しく暮らしていたとか。このことに怒った神が二人を引き離し、年に一度、7月 7日に会うことを許しました。しかし、この日が雨だと二人の間を隔てている天の川の水量が増し、会うことができないそうな。
かわいそうな二人と見るか、遊んでばかりいるからこうなるのだと見るか、それは人それぞれです。皆さんはいかが思われますか。織姫はこと座のベガ、夏彦はわし座のアルタイルのことであるとされています。これらの星は、非常に明るい天体で、それぞれかなり特徴的です。
ベガは肉眼では判別できないのですが、規則的に明るさを変える「変光星」です。また、ベガの周囲には惑星が作られていることがわかっていて、私たちの太陽系の前段階にあるのだとも考えられています。
アルタイルは非常に速い速度で自転しているために、赤道部分が膨らんだ形をしていると考えられています。また、1個に見える星ですが、すぐ近くに 3個の星があり、合計 4個でひとまとまりとなって存在している星です。
この 2つの星の間には渡りたくても渡れない、巨大な天の川があります。雲がかかっているかのように、ぼーっと白っぽく見えるのですが、天気の良い日にはぜひ夜空を見上げて、切ない織姫と夏彦を案じてあげてください。
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