2015年7月16日木曜日

台風の名前

 東京は台風11号の影響で、16日の深夜から雨が続いています。現在、室戸岬付近に上陸した、とニュースが伝えています。このまま北上し、日本海に抜けると予報されていますが、強い風雨が広い範囲に想定されています。

 気象情報では、台風は「台風 X号」として番号をつけて呼ばれます。これは、1月 1日から発生順に番号をつけています。台風11号であれば、「今年に入って11個目に発生した台風」という意味です。

 他にも台風には呼び名があります。例えば、台風11号であれば「Nangka(ナンカー)」と付けられています。このような名前は、北西太平洋および南シナ海の領域の国や地域が加盟する「台風委員会」で決められた名付け方です。あらかじめこの領域の国々の言葉を使って、140個の名前が用意されていて、これらの名前を順番に付けていきます。140個を使い切ってしまった場合は、再び 1番目の名前から繰り返して使います。

 平均で年間 26個の台風が、北西太平洋および南シナ海で発生するとされていますので、おおよそ 5年で名前が一巡することになります。これらの名前は、日本では気象庁のホームページに記載されています。

 台風委員会に加盟している 14の国や地域とは、カンボジア・中国・北朝鮮・香港・日本・ラオス・マカオ・マレーシア・ミクロネシア・フィリピン・韓国・タイ・米国・ベトナム。これらの国や地域のそれぞれの言葉で名前が提案されています。「Tembin(てんびん座)」「Yagi(やぎ座)」など、日本語で付けられた名前もあります。日本は星座の名前を付けたようです。ぜひ、気象庁のページをご覧ください。

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