2015年7月14日火曜日

単位パン

 そろそろ大学では春学期の試験が行われる時期です。大学の授業などは「単位」が認定されることによって、その授業を履修したということになります。一般には、15週間で行われる 1科目の授業で 2単位を取得できるのですが、単位認定のためには試験やレポート提出などか課されます。この単位については、文部省令第28号「大学設置基準」の第21条に規定されています。

第21条 各授業科目の単位数は、大学において定めるものとする。
2 前項の単位数を定めるに当たつては、1単位の授業科目を45時間の学修を必要とする内容をもつて構成することを標準とし、授業の方法に応じ、当該授業による教育効果、授業時間外に必要な学修等を考慮して、次の基準により単位数を計算するものとする。
1 講義及び演習については、15時間から30時間までの範囲で大学が定める時間の授業をもつて 1単位とする。
2 実験、実習及び実技については、30時間から45時間までの範囲で大学が定める時間の授業をもつて 1単位とする。ただし、芸術等の分野における個人指導による実技の授業については、大学が定める時間の授業をもつて 1単位とすることができる。
3 一の授業科目について、講義、演習、実験、実習又は実技のうち二以上の方法の併用により行う場合については、その組み合わせに応じ、前2号に規定する基準を考慮して大学が定める時間の授業をもつて1単位とする。

 かつて物理の試験で、「単位について説明せよ」という記述問題を出題したとき、受講者の一人がこんな回答を書きました。

『単位とは、大学生が 7月あるいは 1月になると取得を切望するものである。大学生は学則によって、これらの単位を規定数以上取得することで、卒業することができる。』

 もちろん、物理学の試験での「単位」について述べるものですから、この回答は残念ながら正解には…

 さて、学生が喉から手が出るほど欲しい「単位」ですが、今の時期、大学生協で「単位パン」なるものが売っています。それがこの写真。



 私は単位を必要とはしていないのですが、買ってみました。結構人気で、比較的早く売り切れてしまいます。お買い求めは 1限と 2限の間の休み時間がベストでしょうか。もちろん、この単位パンをどんなにたくさん買ったとしても、物理の単位はきちんと試験で点数をとってくれないと、あげることはできません。受講生諸君、頑張ってください。

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