芝生には手入れが必要です。ここ多摩キャンパスにも、広大な面積の芝生が植えられています。研究室や教室から見える美しい芝生は、もちろん目の保養にもなりますし、ときには学生たちが昼休みに寝転がって休んでいたりもします。
これらの芝生の手入れをしてくださっているのは、写真の方々です。このような芝生には、風に乗ってどこからか飛んできた植物が芽生え、どんどん広がっていきます。いわゆる「雑草」です。美しい芝生を維持するためには、それらの植物は取り除かなければなりません。「雑草という植物はない」という意見もありますが、芝生となっていない場所には、そのような植物もしっかりと根を張っています。
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5月7日(木)朝、経済棟付近で。 |
どのような場所でも、その場所の役割や機能に合わせて環境を整えるには、人手が必要です。大学には、私たち教員や、事務作業を行う人々、食堂や売店で働く人々だけでなく、写真のように環境を整えるために働く人々も不可欠です。
自然環境も含めた広い意味での環境は、放っておけばどんどん変わっていきます。望ましい方向に変わることもありますが、そのような例はごくわずか。長い目で見て、自然環境をどのようにデザインするかを考えながら、行き当たりばったりではない方法で環境に手を加えていかなければ、荒れ放題になっていきます。これは、人間にとっての教育と同じことでしょうか。
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