2015年4月19日日曜日

選挙シーズン

 今、統一地方選挙が行われています。八王子では市会議員の選挙が26日(日)に行われる予定で、候補者が朝から選挙カーで応援を訴えています。近所の選挙ポスターの掲示板には、さまざまに目を引くポスターが貼られてもいます。

 さて、昨今の選挙での投票率の低さがマスコミで報じられていますが、皆さんはどうお感じでしょうか。具体的には、どのくらいの投票率なのでしょう。12日(日)に行われた統一地方選挙前半では、
・ 10道県知事選 47.14%
・ 41道府県議選 45.05%
・ 5政令市長選 51.57%
・ 17政令市議選 44.28%
となっていて(毎日新聞 2015/04/13)、いずれも過去最低の投票率だったとか。

 投票率が低いと、「本当に民意を反映しているのか」という疑問が生じます。一般に、選挙戦では候補者を支持する団体が存在する場合があります。そのような団体の組織力が強ければ強いほど、特定の候補者に対する投票数が多くなる、ということになります。知事選で投票率が50%を切っているということは、その地域の人々の半数以上は棄権しており、そのような人々は「誰も適切と考えない」という考えの反映であると考えることができるかも知れません。

 魅力的な候補者が立候補していない、という可能性はありますが、日本は民主主義の国であり、民主主義とは「いろいろな考えがあることを十分に認識した上で、よい方向に進みましょう」という考え方です。立候補者と有権者の考えが 100% 一致しているというということは通常ありません。さまざまな候補者の中から、自分にもっとも近い考え方の人物を選ぶということが必要です。

 「きっと誰がなっても変わらないから」とか「どうせみんな同じだから」といって、投票することをやめてはいけないと思います。そうすることは、民主主義を諦めることで、さまざまな考えを反映させることができなくなります。今一度、選挙広報を見たり、街頭演説などを聞いて、「自分の意見にもっとも近い人」を探してみてください。あなたが理想とする未来を実現させるための第一歩になるはずです。

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