2014年3月4日火曜日

卒業…かな?

この時期、おそらくどこの大学でも、学生の単位取得状況が発表されます。

ちなみに、私が大学生だったころは、卒業を控えた学生だけが3月に単位取得状況が発表され、3年生以下は4月になってからだったように記憶しています。あの当時、私が在学していた大学は、進級できないという制度がなく、4年間で必要な単位を取得できないと、4月からも4年生、という制度だったように思います。なにぶん、ふた昔前のことなので定かではありませんが。

さて、ここにきてありがちなのが、「卒業できると思ったのに…」という事例です。4年生ではその前の学年までしっかり単位を取得していれば、取得する単位数が少なくなります。4年生の春または秋の段階で、きちんと卒業単位が揃っているかを念を入れて確認しなければなりません。大学の事務に聞きに行くというのも、ひとつの方法です。

しかし、単位の確認は、最終的には学生本人の責任です。卒業という非常に大事なことを、自分で十分に確認しない、ということはありえません。就職試験を受けるとき、履歴書の内容や試験場までの道順などを他人に任せる人はいるでしょうか。

そもそも、卒業要件ぎりぎりの単位数で4年生を送るということが私には信じられません。私の感覚では、卒業要件より少し多めに取得するのが常識のように思います。もちろん、必要な単位数ちょうどで卒業しても、余裕をもった単位数で卒業しても、卒業して学位を取得することには変わりありません。しかし、何かあったときのために、といういわば「危険予測」をして大学時代を過ごすことはできないものでしょうか。単位数が卒業要件を満たしていなければ、もうどうにもなりません。

いつの時代も、このようにとんでもないことになる学生はいるものですが、「危険予測」をしながら、安全かつ有意義な学生生活を送ってほしいものです。

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