東京は JR、私鉄、地下鉄などの交通ネットワークが縦横無尽に走り、さらに「相互乗り入れ」というシステムで、地下鉄に乗っていたのにいつの間にか、完全に地上を走る電車になって私鉄の路線を走っていたり、などということがよくあります。
とても便利なのですが、線路の上を走る乗り物なので、一つ大きな欠点が。それは、「どこかで電車が止まると、関係する路線がすべて影響を受けてしまうことが多い」ことです。止まった場所で「つかえて」しまいますから。
今日は、私が使おうとした路線で障害が発生し、目的地への到着がずいぶん遅くなってしまいました。こういうときは「振替輸送」という対処法(リンク先は東京メトロ)があります。他の会社の路線を使って目的地へ到着できるなら、すでに購入した切符が運賃の調整なしに使うことができる、という制度です。ところが、今日は他の路線でまったく無関係に別の障害が発生し、振替輸送を使っても時間どおりに到着できない、という状況でした。
この振替輸送、駅の掲示板をみると、定期券として使っていない Suica(JR発行)や PASMO(私鉄発行) の場合は、「実際に乗った経路の運賃」が引かれる仕組みになっています。かつては窓口や券売機で切符を買って乗車しましたが、現在は Suica などの電子マネーで乗車する人がずいぶん多いように思います。朝日大学マーケティング研究所の調査によると、約70パーセントの人が Suica を所有しています。
そうすると、電子マネーが普及していなかった頃よりも、振替輸送による損害は少なくなっているように思えますが、実際はどうなのでしょう。
電車が遅延する原因の一つは、無理な駆け込み乗車もあるとか。定時輸送を求められる鉄道会社には、大変迷惑な話です。もちろん、乗客にも迷惑がかかります。東京の鉄道は、15分も待てば次の電車がやってきます。事故やけがの原因にもなりますから、注意してほしいものです。
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