2013年4月15日月曜日

ここ東京では、桜の時期は過ぎました。このところ、急に気温が上がっています。今日など、授業をしている教室では冷房をいれないと具合が悪くなるほど。つい先日までは肌寒い天候でしたが、こうも激しい気温の変化にはなかなか体がついていきません。

今の時期、多くの人に鑑賞された桜の木は、若い葉が目立つようになりました。どういうわけか、こういう葉を見ると桜餅が食べたくなります。桜餅はいつが食べごろ(?)なのでしょう。花見のとき? あるいは、それより後?

年中販売されている桜餅ですが、桜餅が考案された江戸時代は、花見の頃に販売して好評だったとか。桜餅の形を考案した山本新六は、長命寺の門番をしていたそうです。桜の落葉を見て、桜餅を思い立ったと記録があるそうですが、「ニュートンのリンゴ」のような話なのかも知れません。

山本新六が考案した桜餅は、いわゆる長命寺餅。薄い生地で餡を包み、さらに塩漬けの桜の葉で巻いたもの。関西では道明寺粉を使った道明寺餅が作られました。

桜餅が初めて売り出された頃を考えれば、桜餅の食べごろは、やはり花見の時期のようです。菓子店で買い求めれば、いつでも食べることができる桜餅ですが、四季の変化の中で味わうと、季節感も一層味わうことができるのでしょうね。

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