数ある職業の中に、SEという職種があります。System Engineer のことです。ところがこの職名は、じつは和製英語。英語圏では、ソフトウェアの開発に携わる人を software developer と呼び、プログラムの開発を行う人を programmer と呼んでいます。和製英語が使われているところからみると、日本でいうSEとは、日本独特の仕事なのでしょうか。
SEは、実に幅広い業務をこなすようです。例えば、ソフトウェアの開発段階での業務内容は、見積もり・設計・ソフトウェアのテスト・保守・運用管理などITに関する知識を必要とする業務。また、ユーザーが何を要求しているかを的確に表現する・顧客との交渉・品質管理など、コンサルティングに似た業務もこなすようです。
もちろん、上記のすべての業務を一人でこなすわけではありません。チームとなってプロジェクトを組み、他のメンバーと協力し合いながら仕事を進めていくようです。
さて、このSEは、いわゆる理系の人材だけではありません。特に顧客が何を要求しているのか、自分たちは何を提供できて、何を提供できないかを的確に顧客に伝え、その上で顧客との信頼関係を築くという、コミュニケーション能力が求められます。このような力は、一般に文系学部で習得した能力が求められる場面です。SEの求人があっても、「理系の人向けか…」などと考えず、挑戦してもらいたいと思います。
そこで、私のゼミでは、5月16日(金)の 4・5限に、NECソフトウェア北海道(本社・札幌)の人事担当の方々から、「SEとはどんな仕事なのか」を講演していただく機会を設けました。この時間は、ゼミ生だけではなく、他の学生にも広く解放します。この機会に、ぜひSEへの理解を深めてほしいと思います。
NECソフトウェア北海道は、とても働きやすい職場のようです。男性だけでなく、もちろん多くの女性も働いているとか。ライフイベントである出産や育児にも、きちんと対応している職場のようです。
興味のある人は、遠慮なく来場してください。
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