主に火星と木星の間に存在する小惑星ですが、そこだけとは限りません。地球の近くにも存在します。「小惑星が地球に衝突しそうになったとき、すぐに対処できるのでしょうか?」という質問がありましたが、こんな事例がありました。
NASAが、地球付近を通り過ぎていく小惑星の撮影に成功しました。その小惑星の名は、2012 KT42。地球に6番目に近い距離までやってきた小惑星ということです。その距離は地球から 19,000 km のところ。国際宇宙ステーション(~6,400 km)と、地球同期衛星(~38,400 km)の間を通ったことになります。
その小惑星の様子を撮影した動画が公開されています。研究者によると、この小惑星は約1.5年かけて太陽の周りを細長い楕円軌道で運動しているとか。地球と衝突する可能性もゼロではない、ということです。しかし、この小惑星の大きさは、直径が 7 m ほど。地球の大気圏で燃え尽きてしまうだろうと考えられています。
現在、小惑星が地球に衝突する危険がないか、宇宙を監視しています。日本では、「日本スペースガード協会」が行っています。衝突までに十分な時間があれば、それなりに対応策も考えることができるでしょうが、すべての小惑星を探知しているわけではありません。人類は小惑星の脅威に耐えることができるでしょうか?
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