今日は、私が所属している「日本科学技術ジャーナリスト会議」の月例会があり、参加を希望しているゼミ生5人とともに会場となる日比谷の日本プレスセンターへ出かけました。
学生たちはそれぞれ初めての参加なので、場所を知っているのは私だけ。私はその日本プレスセンターには、これまで何十回、いや何百回と通っているはず。
“東京駅から地下鉄に乗って、日比谷の駅で降りたら、雨に濡れずに行けるはず”、と私は思い込んでいました。丸ノ内線の東京駅で学生たちは、壁に掲示されている大きな料金表示を見ながら切符を買います。そのとき、“あれ、日比谷じゃなくて、霞が関だったかも”とふと頭をかすめました。落ち着いて考えてみると、最近改築された飯野ビルが地下鉄出口に直結していた記憶がありました。
東京から日比谷も霞が関も、料金に違いはないので、そのまま霞が関駅へ。目指す飯野ビルへ掲示板を見ながら歩いていくと・・・
なんと、地上に出てしまいました。地下鉄出口と飯野ビルは、地下道でつながっているのではなく、地下鉄の地上出口が飯野ビルの敷地内にあったのです。どこがどうなっているのか、わからなくなってしまいました。かわいそうに学生たちは、なにがどうなったのかわからないまま、出口に団子状態です。悪いことに、C4出口という飯野ビル側の出入り口が、工事のために封鎖されていて、結局のところ雨に濡れてしまいます。
実は、日本プレスセンターへは、地下鉄出口から地下通路だけでは行くことはできないのです。私の記憶違いのおかげで、想定よりもずいぶん歩くことになってしまいました。
人の記憶とは、そうとうあやふやなものです。授業を聞いていても、ただ聞いているだけではやはり記憶には残りません。一時的に記憶されても、それは短期記憶で、長期記憶には移行しないのです。ノートをとったり、メモを取ったりすることは、そういう意味で必要とされているのです。
地下鉄の記憶も、忘れないうちに手帳に記録しておかなければ・・・
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