さて、今日は「金星の太陽面通過」という珍しいイベントがありました。が、関東地方はあいにくの曇り空に加えて、時折雨が降っていました。
それでも、多摩キャンパスで根気で待っていた人々には、運が巡ってきます。昼近くになると、ときどき太陽が顔を出すようになりました。そのときに撮影した、天体望遠鏡でとらえた「金星の太陽面通過」です。
投影板に映った太陽。太陽の下の方に、黒い点(金星)が見えます。 |
天体望遠鏡で直接太陽を見ると、網膜が焼けてしまいますので、写真のように白い円盤に投影させて、太陽を観測します。金星は太陽に比べると非常に小さく、日食メガネで見ることが難しいようですが、この方法であればだれでも確認することができます。また、投影板で位置を確認しておくと、日食メガネで見つけやすくなるようです。
さきほど測ってみましたが、金星の直径は太陽の直径のわずか4パーセント。それでも、日食メガネをとおして、はっきり面として確認できます。
夜空に輝く金星は、実はこんなに大きかったんだ、と実感できた日だったかもしれません。
待ってました!
返信削除部分月食も金星の太陽面通過も天候不良で見えなかったのが残念でした
すっかりご無沙汰になってしまいました。
返信削除天体イベントはどんなに期待していても、天気に左右される点がいつも気がかりですね。