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何をくわえているのか目を凝らすと、緑色の鮮やかなイモムシでした。私はスズメは穀物などの植物しか食べないのだと信じていたので、かなり衝撃でした。スズメは雑食で、何でも食べるのだそうです。そのために、広い範囲に分布することができたのだとか。
スズメは落ち穂を拾って食べているのだ、と思っていたのは私だけでしょうか。特にこの時期は、子育てのために虫を好んで捕まえるのだそうです。貴重なタンパク源といったところです。
このスズメ、一説によれば50年前と比べると個体数は10分の1に減少しています。スズメは民家の軒下やちょっとした隙間を利用して巣をつくっていますが、近年の気密性の高い住宅が増えたため、巣をつくりにくくなったとも考えられています。しかし、詳細な原因はわかっていません。
人間にもっとも近いところで生活する鳥の一種ですが、実は寿命や群れの性質など、まだわかっていないことも多いのです。庭先で遊んでいるスズメを見ると、心が和むものですが、「スズメの素顔」はまだまだ隠されているのかもしれません。
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