2012年4月17日火曜日

不安定な大気

今日の夕方、東京は激しい雨と雷に見舞われました。大気が不安定な状態になっていたためです。

「不安定」とは、簡単にいうと、高いほうに冷たい大気、低いほうに暖かい大気が位置している状態です。このようなとき、暖かい大気は上の方に移動しようとします。暖かい空気のかたまりが上昇を続けるとき、周囲の空気は上空になるほど気温が下がっていくため、空気中に含まれる水蒸気が水滴となります。この水滴の集まりが積乱雲です。大雨や雷の原因となります。

日中、良い天気に恵まれ、気温が上昇した後、前線の通過などで上空に冷たい空気が流れ込むと、このような不安定な大気の状態になります。寒冷前線の通過後は、気温が急激に下がりますが、今回も雨が去った後、気温が低くなりました。

急な気温の変化は、人間の体調にも影響します。人間はそれほど気温の変化に強いわけではありません。天気予報でこのような天気になることが予想されるときは、傘の準備はもちろんですが、気温が低下することも頭に入れて、寒さ対策をすることも必要です。

大気が不安定になることは、これからもあります。天気だけでなく、体調も不安定になってしまうことのないよう、注意していきましょう。

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