2012年4月28日土曜日

環境問題

先週の物理学の授業で、環境の話をしました。物理学の時間は、天文学の話をすることにしています。地球も天体の一つですので、地球の話もします。

私たち人類が知る限り、生命の存在するただ一つの天体が地球であることは、皆さんもご存じのとおりです。46億年という長い長い地球の歴史の中で、人類が誕生したのはわずか600万年前。さらに私たちが化石エネルギーを使い、テレビや冷蔵庫などを活用する便利な生活を始めてから、まだ100年も経っていません。100年といえば、地球の歴史の 0.000002パーセントにすぎません。

さまざまなメディアに「環境問題」が目立つようになって、何年が経ったのでしょう。人類がどれほど短い期間に、自然環境を操作した(結果として操作することになってしまった)かを、この数字を見れば実感できるのではないでしょうか。

環境がまったく変わらないまま、何年も経過することはありえません。人類だけが自然環境を変えるのではなく、自然の変動そのものが、環境を変えるからです。この連休中に、皆さんがお住まいの環境がどれだけ変化したのかを知ってみるのもいいかもしれません。その変化は、人類が引き起こしたものですか、それとも自然の成り行きだったのでしょうか。

そんなことを気にしながら、周囲を見渡せば、地球環境に負担をかけない暮らし方にも気がつくでしょう。

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