2012年4月27日金曜日

タイミング

ここは都心のJR駅。帰宅する人々で混雑しています。今日は特に混雑しているようです。

特急やライナー(快速より速い列車)など、一部の電車に乗るときには、乗車券のほかに特急券やライナー券が必要で、ホームの自動販売機で売られています。ライナーは全席指定になっていて、席数がすべて販売されると、駅員さんが自動販売機のシャッターを下ろします。

下ろされたシャッターの前で、駅員に怒鳴っている男性がいました。多少、アルコールも入っているようです。あまりに大きな声なので、何に怒っているのか、よくわかりました。どうやら、お金を入れた瞬間に、「今度のライナー券はすべて売り切れました」とパネルに表示された、いったいどうなっているんだ、ということのようです。

まわりの人々は電車を待ちながら、この声を聞き、いろいろと意見を小声で話します。「仕方ないよねぇ、売り切れちゃったんだから」とか、「わからないわけではないけど、駅員だって私が悪いわけではない、って言いたいよね、きっと」とか、「お金が無くなったわけじゃないんだから、いいじゃない」などさまざまです。

結局は、もう少し早く自動販売機に並んでいれば、切符を買えたわけです。タイミングが悪かった、ということでしょうか。でも、早く帰りたいときに限って、こんなことが起こるのです。確実に早く帰りたければ、余裕をもって並びましょう、という教訓でしょうか。

私がいま、心配しているのは、学生たちの卒業論文の締切です。これだけは、いかなる理由があろうとも、締切を過ぎたものは受け付けられないとのこと。4年生諸君の卒業論文は、十分な余裕をもって提出してほしいものです。

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