2012年4月7日土曜日

マジック

テレビで「スプーン曲げ」の種明かしをしていました。スプーンの首のところをさすりながら、軽々と曲げて見せるものです。超能力がある、などと信じ込ませるための手法でもあるようです。

もちろん、スプーン曲げをする人に超能力があるわけではありません。テレビでも解説していたとおり、ほとんどのマジックは物理学と心理学で説明できます。

スプーン曲げであれば、てこの原理を利用して、軽い力でも金属を曲げることができます。この場合、小指でスプーンの末端を支えることが必要ですが、そこは心理学を使って、できるだけ小指には視線がいかないように、気をそらせるわけです。

世の中のマジシャンと呼ばれる人々は、このようなテクニックを使って、まるで超能力を持っているかのように振る舞うのです。

考えてみれば、この世の中はすべて「種もしかけもある」はず。不思議なできごとも、実はすべて仕組まれているのかもしれません。奇妙な政治の世界は、マジックよりももっと巧妙な仕組みと、物理学もどきの力学で動いているようですが。

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