タイトルに掲げた3つの言葉は何が違うか、おわかりですか? どれも似たような言葉ですが、実はそれぞれ意味が違っています。
滅菌と消毒は微生物を殺すことに違いないのですが、
- 滅菌…「病原性の有無にかかわらず、微生物をすべて殺すこと」で、たとえばみなさんがドラッグストアで購入する絆創膏などにパッケージに「滅菌済」という表示がありますが、これは内部に微生物がまったく存在しない状態ということです。滅菌するためには強力な殺菌効果のある薬品を使用したり、高圧の水蒸気(オートクレーブ)で処理したり、放射線の一種であるガンマ線を照射したりします。
- 消毒…「病原性のある微生物を、感染力を失わせるか、数を少なくすること」で、食中毒を起こさないように、あるいは感染症を防ぐために、みなさんが日常的に行なっているものです。消毒の方法としては消毒用アルコールの塗布や煮沸消毒などがあります。
滅菌と消毒は、微生物を殺しますので「殺菌」という言葉にまとめられます。
一方で除菌は洗剤などに表示されているものがありますが、これは「対象物から生きた細菌の数をある程度減らすこと」をいい、細菌を除去しているだけで、滅菌のように微生物をすべて殺しているわけではありません。
これらの言葉は、法律などによって使用することができる対象が定められていて、たとえば家庭用食器洗剤に「殺菌作用がある」と表示することはできません。殺菌という言葉は医薬品と医薬部外品にのみ、使用が認められています。
似たような言葉がもっとありそうですが、それらの意味を調べてみると「こんな違いがあるのか!」と発見があるかもしれませんね。
今日はラジオの出演、お疲れ様でした。
返信削除ウチのトースターは壊れてませんが、超絶うっかり屋なのですぐ、焦がします(ToT)
朝からがっかりですよねー。
それはそうと、コロナウィルス、日本とイタリアとでは被害の差が大きいですよね。
これは衛生感覚の差なんでしょうか?
娘にも話してみましたが、「文化的にハグと多いから、接触の機会が多いからじゃないか」とのことでした。先生はどう思われますか?
(少し科学的じゃないですね)
また、全く別の話なのですが、先生はカレーをご自分で作ったりしますか?
肉や野菜を炒めてから、お水を足してしばらく煮込みますよね。でその時には水分と具の割合が割りと丁度良いかなと思っていても、ルーを入れると、急にお肉や野菜がぐぅーーーって縮む感じがするんですよ。(具だけに!)
あれ、何でかなぁって不思議なんです。
(しかも、どのくらい縮むのか読めないので、二人前の筈が大量になることもしばしば(^o^;))ルーに含まれる塩分のせいですか?
これは少し科学の疑問になりますか?