2018年4月29日日曜日

古い書籍を探して

読んでみたいなぁと思う書籍があったので、インターネットで Amazon や大型書店の検索機能で探してみましたが、「在庫はありません」あるいは「現在お取り扱いできません」という結果が返ってきました。欲しいと思った書籍が、いつでもすぐに手に入るという状況はなかなか実現できません。近年は Amazon をはじめとしたインターネット通販の登場もあり、書籍はかつてよりも格段に入手しやすくなりましたが、それでも古い書籍の取り扱いはほとんどないようです(場合によっては古本のリンク先を紹介されています)。

年間、おおよそ80,000点もの書籍が新たに出版されているという統計があります。一日あたりにすると 200点以上の新刊書籍が発行されているということになります。これほどの数であれば、これまで発行されたすべての書籍を書店や出版社、あるいは流通業者が保管しておくことがいかに負担であるか、を理解できるような気もします。

最近の書籍は電子化されたものも同時に(あるいは時期をずらして)発行されることも多いようで、保管に特別な空間を必要としない電子版が今後はさらに増えていくことでしょう。

読者の観点から言えば、古い書籍を先に電子化してアーカイブしていただけると需要があるはず。なかなかそうならないのは、きっと権利処理の関係が大変なんだろうなぁ、と思っておりましたが、実際は古い書籍の点数が膨大すぎて、とても作業が現実的ではないということが事実かもしれませんね。

私の読みたいと思っていた書籍(1960年の出版物)は、勤め先の図書館にありましたので、連休明けにでも借りに行くことにします。こういう古い書籍をすぐに確認できる図書館は、ありがたい存在です。

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