2016年6月7日火曜日

宇宙望遠鏡による観測

 私たちの宇宙についての理解をより深めたハッブル宇宙望遠鏡。宇宙空間に浮かぶ天文台です。

(C) NASA
 長さは13メートル、重さは11トンもあり、バスのような大きさの望遠鏡です。宇宙空間には大気がないので、天体からの光を鮮明にとらえることができます。

 このハッブル宇宙望遠鏡は、高度約560キロメートルのところを周回しており、地球を約90分で一周します。 その間に、世界中の天文学者から提案された研究計画に沿って、天体を観測します。一つの天体を長い時間観測しますが、その間もハッブル宇宙望遠鏡自体は地球の周りを運動しています。どうやって目的の天体を観測し続けるのでしょうか。

 それは、ハッブル宇宙望遠鏡に姿勢を制御する機器が取り付けられており、姿勢を安定させ、望遠鏡を正しい方向に向けることができるためです。このような機器は「ジャイロ」と呼ばれ、飛行機の自動航行システムやカーナビゲーションシステムにも使われています。

 この機器の原理が紹介されているページです。関心のある方はご覧ください。

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