更新をさぼっていたうちに、季節は春本番となりました。桜の時期もとうに過ぎ、若葉が目立つ頃です。
今日は「宇宙に浮かぶ」シャボン玉をご紹介します。もちろん、子どもたちが遊ぶシャボン玉ではありません。ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた、星の爆発した後のようすです。写真に青く美しいシャボン玉を確認できるでしょう。このシャボン玉までの距離は 7,100光年。光の速さで 7,100年かかって届く場所です。
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Credit: NASA, ESA, and the Hubble Heritage Team |
このシャボン玉の直径は 7光年。このシャボン玉の内部には、かつて太陽のような星がありました。といっても、太陽のおよそ 45倍の質量をもった、重い星だったと考えられています。写真をよく見ると、時計の10時の方向が明るくなっています。これは、この方向にあるガスが濃いという状況を示しています。爆発した星は、シャボン玉の中心ではなく、ややずれたところにあったと考えられています。
この写真はの色はガスの成分に対応しています。青は酸素、緑は水素、赤は窒素を示していて、それらを合成して作成されました。
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