2015年5月20日水曜日

「だし」を飲む

 NHKで「英国一家、日本を食す」というアニメ番組を放映しています。フランス料理の専門家だった英国人の主人公マイケルが、日本食を取材するため、日本に滞在しながら、さまざまな日本食を味わうという物語です。天ぷらや焼き鳥、かつお節などの日本食が登場し、日本料理にはどれだけ手間がかかっていて、いろいろな工夫が凝らされているかをコメディータッチで描かれています。

 和食が無形文化遺産に登録される前から、「和食を見直そう」ということが言われてきましたが、皆さんはふだんの生活でどれくらい和食を取り入れているでしょうか。日本人であれば、当然和食を食べる機会も多いことでしょう。

 和食は「だし」が決め手と書かれている本もありますが、皆さんは何からだしをとりますか。一般的には、かつお節、こんぶ、煮干などを使うのでしょうが、化学調味料を使う人も多いとも言われています。多忙な現代では、すぐにだしを作ることができるものが便利かもしれません。

 私が小さかった頃、祖父がかつお節の削り方を教えてくれ、よく削りました。最近はこういうことをする家庭も少ないかもしれません。削りたてのかつお節をよく食べたことを思い出します。

 先日、羽田空港の飲食店で食事をしたときに、食前のお茶の代わりに「だし」が出てきました。私には少し塩分が多い気がしましたが、こういう使い方もあるのかと少々驚きました。ときどきはこのような変わった飲み物もいいかもしれません。

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